2008年12月09日

微妙に不便/矢原加奈子

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鮒子がワハハを辞める話をする為に電話してきたのを最後に
10年間使って来た電話がうんともすんとも言わなくなった。

電話は携帯があれば何の問題もないし、電話機を外した所で
パソコンには何の支障もないし留守番電話には

「ウエダですぅ。また電話します」

「ウエダですぅ。お電話至急くださ〜い!」

「ウエダですぅ。・・・ガシャン!!」

といったウエダさんに対しての危機迫るメッセージしか入らないので
さっさと処分したのであるが、携帯ではフリーダイヤルが
かからない場合が多々あるのである。

例えば宅配の再配達の手配。

フリーダイヤルの下に
携帯、PHSからおかけのお客様番号があるが
それは有料であり釈然としない。

その辺、私はケチくさいぞ。

ミネラルウォーターで米は洗えてもそれは出来ない。

何の代金か分からない請求書の金は払えても
それはがまんならなかったりするから、自分でももどかしいのである。

仕方ないのでドンキホーテで激安電話を買う。

すべてを接続し終わって早速、再配達手配をフリーダイアルにかける。

ややや、ない。

モニターボタンがないのである。

つまり今までは丁寧で長いアナウンスが流れている最中
モニターボタンを押して洗濯物をたたんだりなんか出来たのに
手続きが完了するまでこの電話に独占されつづけなけらばならないのだ。

失敗した。

私はとてもせっかちであるので、あの長ったらしいアナウンスが
大嫌いなのである。

アナウンスの途中でボタンを押すのは当たり前だが会社によっては
アナウンスを最後まで聞かなければならなかったりして
まったくもうイライラするではないか。

しかしながらこういった電話も極々たまにの事であるから
ぐっとがまんしようではないか。

あぁ、新しい電話。

新しいのに微妙に不便な電話が不憫でならないのであった。
posted by セクシー寄席 at 22:23| 東京 霧| Comment(0) | TrackBack(0) | 【セクシー寄席のエッセイ2007】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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